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ドローンの飛行に免許・資格は必要?【徹底解説】

この記事を読んでわかること
・ドローンを操縦・飛行する際に必要な資格・免許がわかる
・ドローンの認定資格にどのようなものがあるかわかる
・どの資格がそれぞれの方に向いているのかがわかる

ドローンの飛行に免許・資格は必要?【徹底解説】

こんにちは、masaです。
今回はドローンの運用・飛行などに際して必要な資格・免許について解説をしていきます。

結論:ドローンの運転に必要な義務免許・資格は存在しない

ドローンを飛行させると聞くと、何か特別な免許・資格が必要なのかと考える方も多いと思いますが、答えは「NO」です。

2021年3月時点でドローンの運転に必要な義務免許はありません。

もちろん航空法などの法律を守る必要はありますが、基本的にはドローンの運転に関して義務的な免許・資格は存在しません。

民間企業による認定資格

ドローンの運転・操縦に関する義務的な免許・資格はありませんが、民間企業が実施する認定資格は存在します。

これはドローンを操縦するために必ず必要なものではありません。

しかし、取得をすると主催団体から「認定証」を発行され、ドローン操縦や知識に関する一定以上のスキルがあることの証明となります。

個人の目標として取得するも良し、業務としてドローンを使用するのであれば、これらの認定証があれば仕事を取りやすくもなります。

ドローン民間認定資格はどんなものがある?

それではここからは、民間の主催するドローンの資格にはどのようなものがあるか、特に有名な資格をピックアップしてご紹介していきます。

無人航空従事者試験(ドローン検定)

無人航空従事者試験(ドローン検定)は、筆記による試験で、1級~4級に区分されています。

出題範囲は幅広く、機体構造・飛行スキル・法律に関する部分など多岐に渡ります。

試験の内容は、用語や機体の構造といった基礎知識から、飛行に関する特性、電気電子工学、航空力学、気象学、関連法規などを問う問題となっています。 級数に応じて出題範囲と難易度が異なります。

出典:ドローン検定協会

出題方式は4択のマークシート形式で、1問2点の合計50問が出題されます。

合格は80点以上となりますで、ケアレスミスには気をつけましょう。

無人航空従事者試験(ドローン検定)の主なメリットは公式サイトに記載があります。

・国土交通省への許可承認申請時に操縦者の資格について証明書を添付できます
・基礎技能講習(国交省認定)を受講する際に座学1(4時間)が免除されます
・ドローンの安全な活用に必要な最低限の知識を確実に身に着けることができます。

出典:ドローン検定協会

また、空港等の周辺の空域、人口集中地区の上空の飛行、夜間、目視外等において無人航空機を飛行させる場合等には、国土交通大臣の許可や承認が必要ですが、その際に提出する資料として、こちらの証明書を提出することができます。

試験対策用のテキストはドローン検定協会の公式サイトから購入することができます。

ドローン検定公式問題集/ドローン検定協会が実施する【ドローン検定】の出題に対応した公式テキストの販売案内です。ドローンの…

無人航空従事者試験(ドローン検定)をさらに詳しく知りたい方は、別の記事で解説していますのでそちらもぜひご覧ください。

DJI CAMP

DJI JAPAN株式会社が運営する「DJI CAMP技能資格」認定資格です。

DJI CAMPには3つのレベルが存在します。

DJI スペシャリスト
10時間以上の飛行操縦経験がある操縦者で、DJI製品のユーザーマニュアルを事前に熟読し、実際のマルチコプター飛行業務に従事できる者とする。
DJI インストラクター
50時間以上の飛行操縦経験があり、過去に国土交通省に無人航空機の飛行に関する許可・承認に係る申請を経験した操縦者で、DJIスペシャリストの教育、監督、技能資格の認定を行い、同時に認定責任を負う。
DJI マスター
DJI JAPAN 株式会社より直接任命された100時間以上の飛行操縦経験者で、DJIインストラクターの教育、監督、技能資格の認定を行い、同時に認定責任を負うとともに、DJI CAMPの運営に参画する。

出典:一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会

無人航空従事者試験(ドローン検定)が筆記試験なのに対して、DJI CAMPは実技重視の民間資格となります。

ドローンの世界シェア1位のDJIが主催する認定資格なので、認知度も比較的高いです。

操縦技能証明証と安全運航管理者証明証

JUIDA認定スクールが主催しているドローンの民間資格です。

JUIDA認定スクールにおいて、JUIDAが定める科目を修了した操縦士には、JUIDAが定める申請手続きを行った上で、「無人航空機操縦技能証明証」が発行されます。

無人航空従事者試験(ドローン検定)が筆記による試験、DJI CAMPが実技を重視するのに対して、こちらは学校で科目を受講して、認定資格を受けるという形になります。

JUIDA認定スクールは全国に200校以上ありますので、近くのスクールがどこにあるのかをまずは調べてみましょう。

JUIDA

JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)の公式ホームページです。…

DPA操縦士資格

一般社団法人 ドローン操縦士協会が行っている民間資格です。

DPA認定校で所定の講習を受講・修了し、オンライン講座の受講・修了された方に、認定ライセンスカードと認定証が発行されます。

JUIDA認定スクール同様にこちらもスクールに通って資格を取得することになります。

国交省登録管理団体である一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA:ディーパ)は、 ドローン操縦士の技術認定基準を満たしたD…

まとめ

それでは、今回のテーマ「ドローンを操縦・飛行するのに免許や資格は必要か?」についてまとめていきたいと思います。

・ドローンを操縦・飛行するために免許は必要ない
・民間が発行する認定資格は個人が技術向上を目標として取得するならあり
・業務でドローンを利用する方には認定資格の取得はおすすめ
・資格取得にかける勉強時間がない方には「ドローン検定」がおすすめ
・時間があるならスクールに通って資格を取得するのが簡単

ドローンを操縦・飛行するために資格や免許は必要ありません。

基本的には誰でもドローンを飛ばすことが可能ですが、航空法などの法律・ルールはしっかりと守りましょう。

最新ドローン情報.netではドローンを飛行させる際のルールについても詳しく解説をしています。

ドローンを始めてみたいという方は、ぜひ一度この記事もご覧ください。

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